2009年6月11日木曜日

どこに楽しさを見出すか

 前回の続きです。例えば指の練習のためにハノンを弾きます。ですが、ハノンはワンパターンで楽しいとは言えないでしょう。ではどこに楽しさを見出すか、見出す事が出来るかで練習の効率が変わります。それが楽しさにつながり上達につながります。また上達する事で楽しさをより感じる事が出来るでしょう。

 今回は仮に指の動きを見ながら練習する事にしましょう。ほとんどの場合、練習中に指を見ていると言ってもここで言う見ているには足りません。指を見るという事は1から5までの指すべてが、正しいフォームで打鍵できているかを見ると同時に、効率のいい位置、脱力など、1つ1つの指と音に対して執着心を持って見ていくことです。
 位置は親指と他の4本の指が同じ位置にくるように手首を外側に曲げてしまう場合がありますがこれは良くありません。手は鍵盤の奥行きを十分に使って腕からまっすぐハの字になるようにします。指は鍵盤に穴があいていて、その穴に差し込むような気持ちでなるべく立てて打鍵します。特に親指がたっている事を意識するといいでしょう。しかし、無駄な力が入らないように気をつけます。無駄な力が入っているかどうか分からなければ一度拳を握りしめ、歯を食いしばって全身に力を入れてからため息をつきましょう。こうする事で、脱力を実感できます。
 
 これらの事を丁寧に行ってゆけばうまく出来たときの達成感を持つ事が出来ますし、執着心も生まれます。この達成感が楽しさを生み、その楽しさが執着心を生み、それが上達への一歩となるのです。

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